■アジア

ガンジス川への飛び込み方 全身沐浴とその後の体調管理

バラナシでやりたかったこと

さて。
バラナシにやってきて必ずやりたかったこと!
それは

「頭まですっぽりガンジス川につかること」です。

つまり沐浴ですが、何故か体だけではなくて
頭まで浸かることによって洗礼を受けるだろう…と
謎の考えがありました。

沐浴後洗浄する宿を手配

電車が遅れたせいで、バラナシに滞在する時間がなく
宿がなかったのですが、沐浴した場合、体を洗い流す宿が必要です。
さすがに聖なる川だからといって、死体も浮いている川に入って
そのまま次の都市にいけません。
という事で、まずはガンジス川に入ったあとからだを洗い流す宿を手配。
日本人に有名な
「友達の宿」にしました。(今もあるのかな?編集2018年当時2009年

なんとなく日本人にも会いたかったので、日本人宿に。
(ネパールで日本人に会っていない)
チェックインして、中に入っていくと日本人だらけでした。

宿の少年がしっかり者

この写真にも写っているでインド人の少年は
7歳で仕事を手伝っていて、ものすごくしっかりしていて
私が物乞いの子と喋っていたり、写真を撮っていたりすると、
喋っちゃダメ!とか、10ルピー渡して
バイバイしなさい!ってしっかり怒られました。
厳しいなぁ…。

5人中4人が病気になる情報

ホステルの中に入ると、インドのホステルらしく
だら~っとしてる日本人がたくさんいました。

こんにちはーと声をかけると
歓迎してくれて、どこから来たんですかー?みたいな世間話になる。
これからガンガー(インド語でガンジス川のこと)に入るというと

えっ俺も入りたい!と2人の日本人男子も便乗するとのこと!!

・・が、その前に5人中4人は具合が悪くなる事を聞かされました。

私は絶対に入らない、と言い切った日本人の女の子が
私は5人川に入った人を見たけど、高熱が出たり下痢になったり
吐いたり、とにかく高確率で病気になったからやめたほうが良いと言われました。

ガンジス川目前でやめられない

で、でもさ、ここまで来たらやるしかないって事で!!
むしろインド旅行のハイライトですよね。
ガンジス川に入るためにインドに来たと言っても過言ではありません。

病気になるのはある意味あたりまえです。
日本で暮らしてキレイな菌にしか耐性のない日本人が

かたや髪を洗ったり汚物を流したり、
さらには死体も流れている川に入って無事なわけがない。
そう、聖なる川は汚いんです…。

ハイリスクハイリターンですが心を決めました。
飛び込む前

いざ出陣

ホステルからすぐの河岸にいって準備運動をします。
すぐ横ではインド人が飛び込んだり水を口に含んだりしてました。
(口を洗っていたのか…?)

じゃあ大丈夫かなぁ…と思い、ちょっと躊躇しましたが
一気に飛び込みました。

先に男性1は飛び込んで瞑想?してる

げっ!!着地と同時にぬるっとする足。
今までどの川でも海でも感じたことのない不気味な感触でした。
さらに足を上げてみると緑色のヘドロなのか何なのかわからないものが
足についてました。

ただ、自己満足というありえない満足感だけが自分を高揚させてて
ものすごいハイでした。

ガンジス川から即退散

ハイだったので、泳いで対岸まで行こうか…と考えだしましたが
いやいや…事前情報からするとこの水は毒のようなもので
長く浸かれば浸かるほどハイリスクだと思ったので、即脱出しました。

もちろん沐浴して浸る時間もありません。
ペットボトルに入れた水でマウスウォッシュをして宿まで走りました。

そして走ってシャワーまで行ってすぐにシャワーを浴びました。
事前にアドバイスされたのは、鼻のあな、耳の穴…など
とにかくありとあらゆる穴を洗う事!
ちなみに女子!!飛び込む人は、必ず大事な中もしっかり洗ってください!
男子と違って奥まっているので、ガンガーの水が残ると危険です。

これもアドバイスしていただきました。

4日後に高熱が出る

この日は全く問題なく、夜にアグラへ移動。

その後アグラからデリーへ移動するも特に体調に変わりはなく。
すごいな私は…やっぱり旅慣れているからインドの菌にも勝ったんだな…
とほくそえんでいたところ

インド離陸!…とやっとインド去ったとホッとした瞬間に

ものすごく具合悪くなる…
飛行機の中で高熱で何も食べれなくなる。
水を飲むのもとにかく何をするのも動けない。

し、更に下痢が…!
熱、吐き気、下痢で…日本に帰れないんじゃなか…と悲しくなる。

一番過酷だった飛行機乗り換え

そんな状態なのに、飛行機は直行便ではなくて
忘れたけど、どこかの国で乗り換えでした。

ゲートまで歩くのがしんどくて
乗り換えまで5時間くらいあったので、1時間くらい寝て少し回復。
すぐに友人に連絡して

死ぬかもしれない、成田空港までお願い迎えに来てと連絡。
とりあえず何とかこの乗り換えに成功すれば日本に帰れる…と思い
少しずつ歩きながらゲートへ到着。

そこからの便は少し回復していたので機内で水分など摂取できました。

帰国後に別の被害が…

帰国後友人の顔を見てホッとして泣き出しました。
後にも先にも帰国後に泣いたのはインドだけです。

病気も日本に着いたときには普通に歩けるようになっていて
風邪薬や正露丸などを飲んで体を直したのですが…

残念なことに、大事な部分からおかしな匂いが漂うようになりました。
これは当時のパートナーに、うぇ?!っと言われて気づきました。
もちろんすぐに婦人科にかかったのですが

特に問題はないけど、ただ雑菌が多いね…とのこと。

何ていうか水着+服を着ていたし、ある程度閉じている部分だっていうのに…
ガンジス川の菌おそるべし。

ということで、自己満以外特にメリットはないので
ガンジス河での沐浴はおすすめしません。