海外医学部

ウクライナの医学部で生化学の先生と試験中に喧嘩した話

こんにちはかぶ@kabtabi です。

さて、これは生化学の先生と喧嘩した話なんですが…
…ちなみに日本で一度も先生と喧嘩なんてしたことない私なので
平和主義だし、喧嘩も好きじゃないのを勘違いしないでくださいね!

口論になったのは、これともう1つ解剖学のアカハラ先生くらいです

突然去ってしまったユリア先生…

そもそも、2年生2学期の生化学の先生は若いユリアという良い先生だったんですが
学内の先生たちとの人間関係に疲れて、2学期の終盤5月中旬に去ってしまいました。
その後、残りに2回はラリサという80歳くらいのおばあちゃん先生が受け持ったんです。
結局、引継ぎがうまくいかなかったのか、最後2回の授業は行われなかったんですが

期末テストはこのラリサが受け持つことになりました。
なので、背景として、ラリサは私たちグループメイトのことをよく知りません。

ただ、私と仲良い韓国人のグループメイトが出席率に問題があって、ラリサに事前に相談しに行ってたんです。先生補習授業をいついつやってほしい…みたいな。
でも、ラリサは私達のことをよく知らないので、突っぱねたらしいんですが…

そのへんは、私は聞いてなかったので良く知りませんでした…ここまで前置き

試験時間30分前に変わった試験時間

で、試験当日4時からの試験だったのですが、3時半に

「今から試験始まる!みんな早く来て!」というメッセージが…

は!?4時だったでしょ?っていうと

「なんだかよくわからないけど、3時半になった。早くみんな来て」

というメッセージが…
幸いにも私は大学の近くにすんでいるので、走っていきました。
この日30度以上あって暑くて、ついたときには汗だくでした。

到着したのは3時40分。クラスメイト14人中、6人くらい来ていました。

何でか知りませんが、先生はいなくて、とりあえず問題用紙をもらって
解答していたんですが…

私に受験資格がない?

3時50分くらいに先生が入ってきました。
すると私の顔を見て

「何でここにいる?!」

…は!?

私「いや、何でってこのグループだし?!」

さらには

先生「何で遅れた?!」

いやいやいやいや!

私「あのー、試験って4時からですよね?3時半に当日言われたって無理ですよ」

先生「試験の30分前には到着してるべきだ」

あのですね、ウクライナって試験が3時からだったら大体3時半から始まるんですよ。
ほぼ100%に近い感じで遅れます。それでも、私はいつも10分前には到着してて
試験に遅れたことはありません。

私「そんなの聞いたことないし、今まで一度も起きたことない」

先生「とにかく、お前に受験資格はない」

さっきも言いましたが、この日は暑くて、私はとんでもない汗をかいていたんです。
暑いし理不尽すぎる扱いにイライラだし、血管がきれそうでした

「どういうこと?私はいつも授業に来てたし成績も問題ないはず、何で受験資格がないの?
レジスター(成績をつける登録書のようなもの)を見て」

先生(…レジスターを見てハッ!とする)
「ほら!験資格はあるって言ったでしょ!」

「なにーーーーーーーーーーーーーーーー!?」

先生「ね、受験資格あるって言ったよね?」

私はぁ…もういいや、多分このおばあちゃんボケてるんか?と思って
とりあえず時間もないし解答つづけることに…

全部大統領のせいだ…?

先生
「お前の大統領が悪い!(your president is BAD!)」

私「いや、ちょっ待った、日本に大統領いないし、何のこと??」

…と、グループメイトの1人が

「先生、先生は多分別の人と間違えてる!」…と

そう、韓国人のこと私を間違えていたみたいです。
…そして多分先生は北朝鮮と韓国を完全に間違えてる…

でも、謝るどころか

先生「机の上に水を置くのはマナー違反だ!」

ここで、私…

そもそも、勝手な時間変更で遅れたことを怒られる
韓国人に間違えられたことを謝らない
走ってきたから汗だくで水おいてるのに…誰のせいだと

というわけで、水をバーン!って黒板に向かって投げました
(先生には向かってなげていない…

ビビる先生…ビビるクラスメイト…

この時点で私の回答はほぼ終わっていたため、一応見直ししようとして
自分の回答を見てた

先生「回答を書きなさい!」

私「今見直ししてるだけだし!うるさい!」

先生「ちゃんと解答しろ!書け!」

私「だから既に終わったし間違いがないか見直してるの!」

という推し問答があり…結局、10分後くらいに提出しました

一応最後に和解

でも、テストが終わってよかったーって納得しないのが私。

その後、その先生は別のクラスでテストがあったんですが、それが終わるまで待って
再度会いに行きました

私「先生さ、テスト時間のことはまぁおいといていいけど、私と韓国人を間違って怒鳴った事に関してはちゃんと謝ってよ。受験資格あったじゃん、最初から」

先生「あなたも間違えた、私も間違えた。イッツオーケー」

私はまだ、ムッとしてたんだけど、一緒にいた、エジプト人が
先生が自分が間違えたっていうの聞いたことないから、もうここでやめよう!
強引につれていかれたのでまぁ良しとしました…

不服だけど…ちなみにこのテストは勉強したのものあって「5」もらいましたけど…
とりあえずこれでもう生化学の授業はないので、このおばあちゃん先生には会うことはなさそうです。

まとめ

海外では日本で想像できないトラブルに巻き込まれることがあります。

そして大事なのは

「黙ってたらつけこまれる」ことがあります。

日本だと、喧嘩しない事がえらかったり、穏便に済ますことが良いとされますが
海外というか私が分かっているだけで、ウクライナは何も意見を言わないとかなり条件が
悪いほうに持っていかれます。

以前住んでいたドイツでは、意見を言わない場合は意見のないバカとしてみられることもあります。所が変われば、見方も変わるので、海外にいる場合は自然に強くはなっていきますね。